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Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

 本 

【 本 】殺人鬼の領域に踏み入る覚悟はできているか?-『キラー・オン・ザ・ロード』

///1980年代のアメリカには、ちょっとした猟奇ミステリーのブームがあった。1988年、不世出の殺人鬼ハンニバル・レクターを描いた『羊たちの沈黙』。1987年、拷問と胴体切断で殺害されたエリザベス・ショートの事件を題材にした『ブラック・ダリア』。そ…

【マンガ】富江の歩いたあとにはぺんぺん草も残らない-『伊藤潤二 恐怖マンガCollection 1 富江 Part2』

///富江の悪夢はまだまだ終わらない。わたしが持っている朝日ソノラマ版でも、あるいは朝日新聞出版版でも『富江』に関しては2巻分が割り当てられています。それだけ富江に関する作品数が多く、また伊藤潤二先生の彼女に対する思い入れも強いってことで…

【マンガ】死んでも死んでも死んでも生き返るやつ-『伊藤潤二 恐怖マンガCollection 1 富江』

///奇想に次ぐ奇想で読者を圧倒してくれる伊藤潤二先生。その伊藤先生のもはや代名詞と言っても差し支えない、デビュー作『富江』。今さら、本作について細かい解説は不要だと思うが、念のためWikiのものを掲載しておく。肉片がひとつひとつ再生していく…

【 本 】面白半分に心霊スポットをめぐるひとびとに怪異が忍び寄る-『祝山』

///ご自身、「幽霊」が見えてしまうのだという加門七海先生。幸いにしてというか、不幸にしてというか、わたし自身は一度も見たことがないんだけどね。見たことがないくらいだから、こうして怖い物語をみなさまにご紹介できるようなわけで。これ、実際に…

【 本 】言葉に酔う、言葉に目覚める-『名文どろぼう』

///クイズです。ここに書かれた詩にはあるテクニックが使われている。はて、それはナンダロカ? 答えはブログの最後で! 夢に津和野を思ほえば見よ城跡へうすけむり泣く子寝入るや鷺(さぎ)舞ふ日遠雷それて風たちぬ 安野光雅(関容子「再会の手帖」、幻…

【 本 】ママ、僕もはやく大人になりたいなあ♪ -『ヤギより上、猿より下』

///前作『デブを捨てに』からほぼ一年半ぶりの新作。待ち遠しかったあ! 早くしないと、体の平山エキスが底を尽いてしまう。今じゃ、わたしの読書傾向をビッグデータやらナノマシンやらで把握しているAmazonが「新作出るぞ、早く予約せいやーっ!」とプッ…

【マンガ】三夜連続・熱帯夜に涼む 第三夜ー『不安の種(3)』中山昌亮

///三夜連続の怪談を読んでもらって、少しは涼しくなりましたか? 中山昌亮さんの作品には『後遺症ラジオ』なんてものもあります。こちらも近いうちに作品紹介として記事をアップしますのでご興味のある方はご一読くださいね♡ 不安の種 (3) (ACW champion…

【マンガ】三夜連続・熱帯夜に涼む 第二夜ー『不安の種(2)』中山昌亮

///今日も暑い、暑い。夏に怪談をするのは、怖い話を聞きひやっと涼しくなるため……ではありません。夏場の舞台小屋はお客さんの入りが少ないので怪談というイロモノを始めたのがそもそもの発端なんですね ( ^ω^ ) 不安の種(2) ぼーの章 (チャンピオンR…

【マンガ】三夜連続・熱帯夜に涼む 第一夜ー『不安の種(1)』中山昌亮

///真夏の夜に贈る、清涼読み物。ほかの話が気になるひとは、原作をお買い求めくださいね♪ 不安の種(1) フタの章 (チャンピオンREDコミックス) 作者: 中山昌亮 出版社/メーカー: 秋田書店 発売日: 2013/06/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ…

【 本 】ひさびさの大ヒット! 現代日本のあらゆる問題が本書一冊で明らかに-『タテ社会の人間関係』

///ひっさびさにすっげえ本を読んだ! 一刻もはやくみなさんにお伝えしたい! ///中根千枝『タテ社会の人間関係』。タイトルだけ見ると、ちょっとお手軽なビジ本、自己啓発本を想像しちゃうかもしれないけど、すンごく中身が濃い。そのわりに、難しい…

【 本 】(リライト)願いを叶えるために十二人の戦士がバトルロイヤルを繰り広げる-『十二大戦』

///西尾維新『大斬』。小畑健、中山敦支、金田一蓮十郎ほか総勢9名のマンガ家たちがそれぞれのイマジネーションを駆使し、西尾維新さんの原作にビジュアルの血肉を与える。コメディあり、ホラーあり、青春あり。とても一冊のマンガとは思えない内容の幅…

【 本 】その気持ちの伝え方、もっとこう…あるだろう!!-『感情類語辞典』

///文章を書くにあたり、大事なのは、1に、わかり易さ、2に、わかり易さ、3、4がなくて、5に、ボキャブラリーだと個人的には思ってます。///わかり易い文章ってのもたいがい加減が難しく、わかり易すぎて幼稚だったり、馬鹿丁寧すぎてくどかった…

【 本 】日本で最初のキリスト教殉教者たち-『磔』

///今どきキリスト教を愛の宗教だと無邪気に信じているひとも少ないのではないでしょーか。だって、これだけキリスト教を信奉する国が世界中で戦争している姿を見ればねえ。それもいたしかたなし。同じ原理主義をかついでいることでいえば、イスラム教な…

【マンガ】目覚めることを許さない無限循環する悪夢-『伊藤潤二傑作集』

///初見で『富江』というタイトルを見て食指を動かされるひとって、そんなに多くないと思う。「どんな演歌?」みたいな。でも、騙されたと思って、読んで、騙されてください、「すっごいおもしろい!!!」と。///主人公の川上富江は、こころもちつりあが…

【 本 】明治のツンデレ、竹中時雄、このゲスい感じ、嫌いじゃないです-『蒲団・重右衛門の最後』

渠(かれ)は名を竹中時雄と謂った。 奥さんには三人目の子供ができ、新婚のときめきって何? 食べられるもの? という今日このごろ、みなさまにおかれましていかがお過ごしでしょうか、竹中時雄ですという話。 彼、竹中時雄は仕事にも身が入らないし、同じ…

【 本 】知るとは何か? 伝えるとは何か? 現代社会の普遍的テーマを描いた名作-『王とサーカス』

発売されたばかりの本なので、あえて曖昧に書いています。わかりにくい文章である点は、ご容赦ください。 太刀洗万智。新聞社を辞めたばかりの彼女は、ネパールのカトマンズにいた。雑誌社からの依頼で、海外旅行の記事について取材するためだ。投宿した宿の…

【 本 】子供が信ずるもの、大人が信ずるもの-『リカーシブル』

都会から坂牧市へ引っ越してきた三人の親子。越野ハルカと弟・サトル、そしてふたりの母。坂牧市はシャッター商店街を町の中心に持つ、没落しつつある典型的な地方都市。道路ぎわには高速道路誘致を訴える看板。子供の数が減り、空き教室を抱える学校。ハル…

【 本 】お前らみんな地獄に堕ちやがれ-『チャイルド・オブ・ゴッド』

幼いときに家族を失ったせいなのか、その奇行が有名なレスター・バラード。競売で自宅も失い、山中のあばら屋に移り住む。夜には氷点下にもなる酷寒に毛布一枚。針金ハンガーに突き刺したジャガイモの薄切りをランプの炎で炙る。口に入れると灯油の味がする…

【 本 】残虐度は控え目、展開は予測不能、傑作ホラー小説-『メルキオールの惨劇』

そうそう、昨日は、本当は『メルキオールの惨劇』についてご紹介しようとしていたんです。それがいつの間にか民主主義の話になってしまい、大変申し訳なく思っています。ちょっと執筆の裏話をしますと、書いているあいだ、さくらさんは安保法案可決のことな…

【 本 】ただ走るには長すぎる、すれ違う心の距離-『ふたりの距離の概算』

5月末の今日は、二〇〇〇〇メートルの距離を走りぬくマラソン大会、称して、神山高校星ヶ谷杯。大会にうんざりする一方で、折木にはどうしても今日中に決着をつけねばならないことがあった。それは新入部員の進退問題。2年生になった古典部メンバーが初め…

【 本 】「手短に」はいかない、「遠まわり」するから青春なんだ-『遠まわりする雛』

『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』と長編が続いてきた古典部シリーズは、ひとまず3巻目にして一段落。シリーズ第4弾となる本作は、初の短篇集。主人公・折木奉太郎とヒロイン・千反田えるが出会った4月から春休みまでの一年間がさま…

【 本 】決定版!? 「クドリャフカ」の本当の意味とは、こういうことだ!-『クドリャフカの順番』

文化祭で頒布する文集からそこで上映される映画へとモチーフをつないできた本シリーズ。今まで遠目にしか見えてこなかった神山高校文化祭、通称「カンヤ祭」が本作でいよいよ始まる。だが、文化祭へ向け、古典部メンバーの胸中を暗く満たすのは、摩耶花の手…

【 本 】彼女は、なぜ江波に頼まなかったのか? ひと夏のミステリー-『愚者のエンドロール』

夏休みの一日、上級生の入須冬実によって視聴覚教室に呼び集められる古典部の面々。彼女のクラスが文化祭に向け制作している映画の講評を求められる。映像には、ある廃館を舞台にした密室殺人事件が映しだされるが、それは犯人が判明する前に途切れた。すな…

【 本 】伝統ある古典部の再生、シリーズ開幕-『氷菓』

今さらという声が山ほど聞こえてきそうですが、米澤穂信さんの『氷菓』をご紹介します。米澤さんの作品では、以前『さよなら妖精』を紹介しました。というのは、こちらはアニメ化されていないからです。『氷菓』のほうはアニメになり、一定(アニオタ)層の…

【 本 】男の生きざまは背中が語る、日本の背中はどうだ?-『孤客記 背中のない日本』

松岡正剛さん。テレビ番組に出演したり、クールジャパン座長代行を務めたり、マルチに活躍なさっていますが、その肩書を一言でいうと編集者。情報をどのように集め、ハンドリングし、そして、その先へ展げていくか。そうしたことを目論む「編集工学」という…

【 本 】医療は神への祈りというけれど。ひとの尊厳を剥奪していく矛盾-『夜と霧の隅で』

ナチスが行ったホロコーストは、ユダヤ人の虐殺ばかりが取りあげられますが、それだけでは収まらない国家的殺戮でした。ユダヤ人のほかにも、民族としてはスラヴ人やロマ(いわゆる、ジプシー)、社会属性的には無職や浮浪者、思想面からは政治犯や特定の宗…

【 本 】動機が正しければ、男と寝るのも許されます……んー???-『脂肪のかたまり』

自分が救われるためには、普段は蔑んでいるものまで利用する。 これは、現代社会などと大風呂敷を広げずとも、わたしたちの身の回りで日常的に垣間見ることができる光景です。大変短い物語であるにも関わらず、そうしたひとの醜悪さを見事に浮き彫りにした一…

【 本 】使って、愛でて、保管する? 読むと欲しくなるブックカバー-『こだわりのブックカバーとしおりの本』

海外の書籍を見たときに、ハードカバーのように値が張る本でなければ、表紙がつくことはまずありません。文庫などのお手軽な本にまで表紙や栞の紐(スピンといいます)がつくのは、日本だけでしょう。それでも本の機能面を優先するひとは、表紙や帯などは読…

【 本 】凶悪事件の真相の「真相」?-『殺人者はいかに誕生したか』

犯罪は犯罪です。弁護する気はありません。また、今回の投稿に絡めて『絶歌』の出版に対する意見を述べるものでもありません。 もっとシンプルに、本書を通じ、マスコミが喧伝する加害者の〈姿〉と〈実像〉のズレに戸惑いを覚えました。今までに抱いてきた価…

【 本 】報復の連鎖。その恐ろしさと虚しさ-『標的は11人』

ときに1972年。 PLO過激派の「ブラック・セプテンバー」が、ミュンヘン・オリンピック選手村を襲撃、イスラエル選手団11名を殺害。 これに激怒した当時のイスラエル首相ゴルダ・メイアのくだした判断。 報復。 イスラエル諜報組織モサドはただちに暗殺チ…

【マンガ】ムスメサン ヨクキケヨ 版画男ニャ 惚レルナヨ-『怪奇版画男』

ちょっと前、週刊アスキー印刷版の終了とともに、『電脳なをさん』もまた最終回を迎えてしまいました(週アスはデジタル版として残ります)。 ちょっと下品な回も含め、好きだったなあ『電脳なをさん』。オマージュ? パスティーシュ? パクリ?元のマンガ作…

【 本 】近親相姦はどこまでならセーフ、どこからアウト?-『1面トップはロボットアニメ』

朝日新聞の名物コラム 朝日新聞に「小原篤のアニマゲ丼」という週刊コラムがあります。マンガ・アニメ界隈のそのときどきの話題を中心に、作品紹介、作品解釈、背景事情、ついでに邦画紹介などもある、とても面白い読み物です。 <a href="http://www.asahi.com/culture/columns/animagedon/" data-mce-href="http://www.asahi.com/culture/columns/animagedon/">小原篤のアニマゲ丼一覧 - カ</a>…

【 本 】すげえ! ラーメンがナショナリズムにつながった!-『ラーメンと愛国』

みなさんは週に何回、ラーメンを食べますか?わたしは多いときでも週2食程度。しかも、汁系のラーメンはスープの匂いが体につくので、もっぱらつけ麺というヘタレです。それでもお世話になっているには違いない。 使い古された言い回しですが、日本人はラー…

【 本 】素人のアイデアをプロがリメイク、賛否もあった-『箱庭図書館』

シロウトさんの応募作品を、プロがアレンジすれば、こうなります。その名も「オツイチ小説再生工場」。……という企画のなかで誕生したのが、本作『箱庭図書館』。のっけから友井羊さんの解説文で恐縮ですが、 応募された素人の小説を乙一氏がリメイクするとい…

【 本 】エヴァも真っ青な情報操作、矛盾を内包するミステリアスな女性-『マグダラのマリア』

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の壁に残る、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』。そのなかのこのひと(赤丸)。 拡大したものが以下。 ここに登場する、イエス・キリストと十二使徒は全員男性。……だと考えられてきました。少なくとも、聖書…

【 本 】意識高い系がもたらす喜劇、現代人の寓話-『ゴドーを待ちながら』

読んでいて、意味がわからなさすぎてワロタ!/(^o^)\で、読解モードのレベルをぐーんとあげたヨ。当分、このレベルでは書きません♪……疲れた。 『ゴドーを待ちながら』の概略 「パリ直輸入の爆笑コメディ」という謳い文句と共にアメリカで初日の幕を開いた…

【 本 】エブリバディ・ラブズ・ブックス!-『本は、これから』

最近、Amazonで電子書籍が50%オフの大盤振る舞いでした。Kindleの市場を広げようと、なかなか大胆なことをやりおります。 わたしの個人的な意見としましては、本来、紙の本と電子書籍は対立するものではありません。映画を観るときに、大画面好きは劇場に…

【 本 】「猫好きに悪い人はいない!」-『にゃんそろじー』

こんにちは、猫が好きなのに猫アレルギーという野々宮さくらたんです。 猫がそばにいると、最初はくしゃみ、そのうち発作がおきてくるので、結構シャレにならんス。でも、嫌いになれないんだよなあ。あのすべすべした頭やとんがった耳、歩くときなんかの艶め…

【マンガ】西尾維新の物語に漫画家たちの個性がトッピング-『大斬』

見ていると、毎月のように新刊が出ている気がする西尾維新さん。もちろん、そんなことはありませんが、そう錯覚させるくらい速筆であることは間違いないようです。こんなまとめサイトがあるくらいですから。 <a href="http://matome.naver.jp/odai/2133475127384680801" data-mce-href="http://matome.naver.jp/odai/2133475127384680801">作家・西尾維新の速筆伝説 - NAVER まとめ</a>matome.…

【 本 】これだけの顔ぶれが一冊で読めるのは短篇集だからこそ-『短編復活』

長編小説は、どれだけ興味のある分野でも、ときに重く感じます。 作者が決めたひとつのテーマとじっくり向き合うわけですから、読むほうもそれなりの覚悟が求められます。言うなれば、作者と読者の一騎打ち。 無理して読んでも、読後感にそれだけの余韻が残…

【 本 】読書好きな人が読むとこころが痛くなる-『読書について』

哲学者なんて、身体も動かさず、頭のなかだけでうじうじものを考える、なまっちろい、よく言えばデリケート、わるく言えばナイーブなひと。 だと、思っていました。 しかし、ショウペンハウエル『読書について』を読んだとき、こういう激しいひともいるのか…

【 本 】アイルランドミントの香り漂う儚き神話世界-『ペガーナの神々』

世界にある宗教は、大別すると一神教と多神教になります。 一神教は、砂漠や狩猟が行われていた地域に成立しました。生存環境が厳しく、みんなで集まって相談なんかしてた日には全滅しちゃうぜ、みたいな場所ですね。可及的速やかにジャッジをくだすには、な…

【 本 】まんが表現の極めつけ、これは辞典です!-『マンガの読み方』

1995年に発売された、ちょっと古い本なのですが。 まんがを「線」「記号」「言葉」「コマ」の要素から徹底的に分析しています。大学の論文というか、もはや一分野の研究レベル。あまりに内容が濃すぎて、頭がクラクラしてきます。 執筆者には、竹熊健太郎さ…

【 本 】メディアを行き来する作品たちの変容-『まんがはいかにして映画になろうとしたか』

表紙を見るとチャラい感じを受けますが、一応、大学の論文集。大塚英志さんの『まんがはいかにして映画になろうとしたか』。たまにこういうお堅いものも読みたくなる。 映画表現をマンガへと翻訳し続けた手塚治虫さん、石ノ森章太郎さん。その後、大勢の作家…

【 本 】イルカ跳ね、飛行機墜ちる南米の密林-『イルカと墜落』

沢木耕太郎さんには大変申し訳ない。古本屋で叩き売りされていました。 これまでにも『深夜特急』『人間の砂漠』『テロルの決算』などを読み、沢木さんの作風というか、文体に痺れておりました。ハードボイルドさ、苛酷さ、重さ、眼差しの暖かさなど。 しか…

【 本 】創作の「極意」と「掟」、31箇条を極限まで要約-『創作の極意と掟』

昨日書いた、筒井康隆『創作の極意と掟』へ興味をお持ちの方が多い。 【 本 】創作志望者には目からうろこがてんこもり-『創作の極意と掟』 - Just Melancholyjust-melancholy.hatenablog.com ですので、今日はこちらに31の「極意」と「掟」を極限まで要約…

【 本 】創作志望者には目からうろこがてんこもり-『創作の極意と掟』

筒井康隆さんももう80歳! まだまだ元気にご活躍できるよう祈っております。しかし、一途に仕事を続けてきたひとほど、高齢になると、自分の技術を次世代に伝えたくなるもの。 そんな筒井さんが創作の技術やヒントを一冊の本にまとめてくれました。その名も…

【 本 】神や仏がいなくても、そこには人間がいるのです-『神も仏もありませぬ』

佐野洋子さんと言われてピンと来ないひとでも、絵本『100万回生きたねこ』の作者といえばわかるひとは多いと思います。 100万回生きたねこ (講談社の創作絵本) 作者: 佐野洋子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1977/10/19 メディア: 単行本 購入: 36人 ク…

【 本 】京都の旅がもっと楽しくなるトリビア満載-『京都通になる100の雑学』

前回書いた記事で、わたしが京都好きであることをお話しました。京都に関連する本だけでも100冊くらい読んでいるので、毎日一本記事を書くとして三ヶ月はもつ計算です。 面白きことは良きことなり!狸と天狗と人間の三つ巴-『有頂天家族』 - Just Melanchol…

【 本 】面白きことは良きことなり!狸と天狗と人間の三つ巴-『有頂天家族』

京都では、狸と天狗と人間が共存しています。狸は物陰を徘徊し、天狗は大空を舞い、その真ん中に人間さまがどんと居座っている。「そんな馬鹿げた話」と思うひと、ぜひ本書『有頂天家族』でその事実をお確かめください。 下鴨神社の糺の森に暮らす狸、下鴨総…