誰得という話なんですが、自分用に作りました。『blue moment』好きなんですよね~♪ じゃあね、またね。と一歩歩き出すコロリ…なくしたカケラを求めていつも居場所を探し続けてたきっと一人ですべき事がある誰も誰かの特別になれる んー、泣きそう。全員でハ…
5月末の今日は、二〇〇〇〇メートルの距離を走りぬくマラソン大会、称して、神山高校星ヶ谷杯。大会にうんざりする一方で、折木にはどうしても今日中に決着をつけねばならないことがあった。それは新入部員の進退問題。2年生になった古典部メンバーが初め…
松岡正剛さん。テレビ番組に出演したり、クールジャパン座長代行を務めたり、マルチに活躍なさっていますが、その肩書を一言でいうと編集者。情報をどのように集め、ハンドリングし、そして、その先へ展げていくか。そうしたことを目論む「編集工学」という…
ナチスが行ったホロコーストは、ユダヤ人の虐殺ばかりが取りあげられますが、それだけでは収まらない国家的殺戮でした。ユダヤ人のほかにも、民族としてはスラヴ人やロマ(いわゆる、ジプシー)、社会属性的には無職や浮浪者、思想面からは政治犯や特定の宗…
ネットの記事を見て、わたしも作っちゃった! ふんす (`ω´)! ライティングが難しくて、写真ではポリマーがちょこっと見えているけど、実物は透明で、本当に真宵ちゃんが浮いて見えるんだよ。台座も上手く処理出来ました。 それにしても『傾物語』ステキだ…
個性、オリジナリティは、どのような創作行為においても、取り沙汰されるテーマです。すなわち、個性があるのか否か、オリジナリティが確立できているのか否か。 こと文筆の場合、個性、オリジナリティの問題はとても簡単。悩むのは不毛なので、一日も早くそ…
ようやくというか、いまさらというか、『艦娘型録』の文庫版が登場しました!おー、パチパチパチパチ★★★★★★★辞書サイズのほうは買いませんでしたが、こちらは便利そうなのですぐさま購入。文庫のくせに中身はフルカラー。すごい! 『艦これ』で若い子が右傾…
自分が救われるためには、普段は蔑んでいるものまで利用する。 これは、現代社会などと大風呂敷を広げずとも、わたしたちの身の回りで日常的に垣間見ることができる光景です。大変短い物語であるにも関わらず、そうしたひとの醜悪さを見事に浮き彫りにした一…
球を乗せれば転がりだしそうなテーブル。決して広くはないそこに珈琲と咖喱と参考書とノートを並べ、銘々が思索に耽る。ブレンドされた思索の香気が、深煎りが苦手なボクをも陶然とさせる。流行りの音楽が流れるイヤホンを外し、この独逸の超人といかに格闘…
メール、Facebook、Twitter、ニュースサイト……。パソコンを立ち上げたり、スマホにアクセスした途端、情報がわんさか入ってきます。 これらの情報を取捨選択するだけでも相応の時間が必要になります。でも、ふと立ち止まって考えたとき、情報はわたしのなか…
海外の書籍を見たときに、ハードカバーのように値が張る本でなければ、表紙がつくことはまずありません。文庫などのお手軽な本にまで表紙や栞の紐(スピンといいます)がつくのは、日本だけでしょう。それでも本の機能面を優先するひとは、表紙や帯などは読…
ブックカバー、買いました! 実物のこの赤の深みが美しく。 そして、栞が赤い靴になっているという芸の細かさ。 この「DON*HIRANO」シリーズのブックカバー、デザインを気に入っていて、いくつか持っているのですが、見たその場でベストになってしまいまし…
物語の「型」を考えたときに、もっともメジャーなものはやはり「起承転結」でしょう。物語によらず、普通の文章を書くときでも起承転結は、非常に使い勝手が良い。読むひとにとっても、腹にすとんと落ちやすい。ただあまりにメジャーゆえに、この型を使って…
カルト cult という言葉は、怪しげな宗教組織を意味する以前に差別的なニュアンスを含まない「崇拝、あこがれ」という意味を持ちます。語源は、農業 agriculture や文化 culture と同じで、ラテン語の 耕す colore 。おそらく、神や大地などの対象に働きか…
ある放課後のこと。バスケ部の活動が始まろうというのにメンバーの山本くんがやってきません。 顧 問「山本がまだ来てないが、今日は休みか?」 生徒A「いや、宿題を忘れた罰として、教室の掃除をさせられていたみたいですよ」 日常会話や小説のひとコマと…
嵐がやってきた。太陽は黒雲で覆われ、昼間の街はたちまち夜へと変ずる。あらゆるものを洗い流そうと雨が降る。あらゆるものを暴き出そうと雷光が閃く。あらゆるもの壊し尽くそうと地鳴りが湧きあがる。狂乱のサーカスのドラミングがオルガズムを迎えようと…
ほら、あれがお父さまの生まれた星で、こっちがわたしの。お前が生まれたのは今いるこの星。三つの星が近づくと、互いの引力で海の水が柱のように空へ昇るわ。そうして海を交換するの。このときに船を浮かべておけば、星の行き来もできる。わたしたちは天気…
本を開くと、星の形をした砂がこぼれた。ページからは熱帯の陽射しが立ちのぼらせる潮風のコロンが香る。深い切れ込みのあるワンピースからのぞくすらっとした脚。砂浜に残された可愛らしい足跡のような活字の隙間に見え隠れする小麦色のきみ。インクが陽炎…
前回、テーマについて話しましたが、その話はここへつながってきます。 小説のような、自由度の高いものはともかく、新聞のような情報伝達を優先する文章は、このかたちを覚えておくと「らしく」書けます。 その名も「セラフ文章術」……って、わたし、ネーミ…
一日で読み終えてしまった。面白かった! 近日中に読書ノートを書きまーす! 『物語シリーズ』を想像していると、タイプが全然違うので戸惑うかもしれませんが、わたしはこの物語るちからに引き込まれました。 でも、こういう物語、どのように頭をひねれば出…
犯罪は犯罪です。弁護する気はありません。また、今回の投稿に絡めて『絶歌』の出版に対する意見を述べるものでもありません。 もっとシンプルに、本書を通じ、マスコミが喧伝する加害者の〈姿〉と〈実像〉のズレに戸惑いを覚えました。今までに抱いてきた価…
はぅっ! 表紙もできあがってます。モノクロイメージは、空港かな? 楽しみ~♪ 王とサーカス 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/07/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る
ときに1972年。 PLO過激派の「ブラック・セプテンバー」が、ミュンヘン・オリンピック選手村を襲撃、イスラエル選手団11名を殺害。 これに激怒した当時のイスラエル首相ゴルダ・メイアのくだした判断。 報復。 イスラエル諜報組織モサドはただちに暗殺チ…
小説にしろ、エッセイにしろ、文章を書くとき、まず最初に「テーマ」を決めます。ところが、全然思いつかなくて四苦八苦したり、改めてテーマとはなんぞやと自問すると思考停止に陥ったり、そんな経験ありませんか? わたしだけかな?(汗) 一応、テーマを…
立方体を積んで、家やお城なんかを作るんだ。豚や牛がいたり、大きな蜘蛛なんかが襲ってくるの。それが一昨日なんかは、僕よりもはるかに図体のでかい犬……火を吹くんだよ、そんなのが出てきて。ついに昨夜は地平線の彼方を雲をも越える影みたいなのが歩いて…
ちょっと前、週刊アスキー印刷版の終了とともに、『電脳なをさん』もまた最終回を迎えてしまいました(週アスはデジタル版として残ります)。 ちょっと下品な回も含め、好きだったなあ『電脳なをさん』。オマージュ? パスティーシュ? パクリ?元のマンガ作…
『スター・ウォーズ』と神話 映画『スター・ウォーズ』がある学問に基づいて作られていることは結構有名なエピソード。若き日のジョージ・ルーカスは、神話学者ジョーゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』を読み、その内容に深く影響されました。 世界に…
わらう、ワラウ、笑う、嗤う、哂う、咲う、微笑う、冷笑う、憫笑う、嘲笑う、 苦笑う、哄笑う、痙笑う、艶笑う、歓笑う、売笑う、誹笑う、媚笑う、顰笑う、大爆笑う、醒睡笑う、破顔一笑う、拈華微笑う、呵々大笑う、金井三笑う、八文字屋自笑う、セカイが朝…
前回は、「直喩・隠喩(メタファー)・換喩(メトニミー)・提喩(シネクドキ)」という代表的な比喩のうち、直喩について説明をしました。 今回は、隠喩(メタファー)について(オマケとして換喩と提喩)。 隠喩とは いん‐ゆ【隠喩】 比喩法の一。「…のよ…
朝日新聞の名物コラム 朝日新聞に「小原篤のアニマゲ丼」という週刊コラムがあります。マンガ・アニメ界隈のそのときどきの話題を中心に、作品紹介、作品解釈、背景事情、ついでに邦画紹介などもある、とても面白い読み物です。 <a href="http://www.asahi.com/culture/columns/animagedon/" data-mce-href="http://www.asahi.com/culture/columns/animagedon/">小原篤のアニマゲ丼一覧 - カ</a>…