【140字小説】#0002
無闇矢鱈に撫でればいいものではない。女の子と同じでルールがある。喉の下をくすぐると気持ち良さそうに目を細める。手をお尻へ持っていき、尻尾の周りをナデナデすると、尻尾を真っ直ぐピンと立たせ、そのまま体を私の足に摺り寄せてくる。しめしめと思った途端に、どこかへうらうら行ってしまった。
無闇矢鱈に撫でればいいものではない。女の子と同じでルールがある。喉の下をくすぐると気持ち良さそうに目を細める。手をお尻へ持っていき、尻尾の周りをナデナデすると、尻尾を真っ直ぐピンと立たせ、そのまま体を私の足に摺り寄せてくる。しめしめと思った途端に、どこかへうらうら行ってしまった。