Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0004

運転手は、道順を教えてくれと言う。話に夢中になると、急ブレーキが増える。私の足は突っ張る。下の道を行くと時間がかかると言って、高速道路へさっさと乗り入れた。料金は運転手持ちだそうな。一方通行の表示を見落とし逆走すると、ヤバイな、まあいいかとゲラゲラ笑う。タクシーは家に着いていた。