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Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0010

澄ました顔でコーヒーとサンドイッチをひとくちずつ口にする。次に、女はバッグから取り出したハンカチで顔を覆い、小刻みに震える。くしゃみをしてるのか。ハンカチをテーブルに置くと、また平然とコーヒーとサンドイッチを口に含む。ハンカチを手に取る。今度は嗚咽の声が漏れた。女は号泣していた。