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Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0019

茶虎を抱っこしてあやす。擦り寄って来た三毛を見て、お姫さまはご機嫌ですか、と顎の下をくすぐる。彼女は喉を鳴らす。雉虎が茶卓のお菓子を窺うから「こら」と注意して、わたしも微笑む。ぶちが障子の陰からあらわれたとき、まだいるのかと思った。「可愛いでしょう」と言う友人の笑顔は壊れていた。