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Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0024

わたしたちは草原にレースの縁飾りがついた白いサテン地の卓布を広げた。夜空の靄、それは天の河だった。その大河から零れた流れ星が、長い尾を曳き、落ちてくる。白い卓布をたふたふと波打たせ、星がしずくを散らす。わたしたちが拾おうと近くへ寄ると、白い呟きが甘い匂いを放ち、鼻腔をくすぐった。