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Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0034

頬の膨らみにはうっすら産毛があった。おくれ毛は清らか。いつも姿勢よく、黒板を見つめ、ノートをとるときも、僕みたいに背中を丸めない。問題を解きあぐねたときにだけ、少し腰をずらし、背もたれに軽く背を当てる。僕は彼女を後ろから見つめるだけだった。彼女の後ろ姿を何枚もノートに描き続けた。