Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

2014-07-10から1日間の記事一覧

【140字小説】#0006

部屋に黒猫が現れるようになった。部屋を隅々まで検めてみるがどこにも抜け穴はない。友人たちと見張ることにしたが、気付いたときにはみんなの輪の中に鎮座している。引き出しから拳銃を取り出し、猫めがけて六発撃ち込む。直後、こめかみからぬるぬるした…