Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【140字小説】#0063

256億5120万個あるデータを走査し、パーツを厳選した。目はズキズキするし、吐きもした。その甲斐あって、セカイにただヒトリのビスクドールが完成する。全身を、頭を、胸を、指先を、かたどる優美なライン。ボクはひとり悦に入った。そんなボクをキミは嘲った。頭キたから電源を抜いてやった。