Just Melancholy

140字の小説をほそぼそと流します。本(ナンデモ)を読むことと旅(京都と外国)に出ることと文章を綴ることが大好きです。

【雑 文】ナウシカ前史・火の七日間を描いた『巨神兵東京に現わる』

///「エ」じゃなくて「ヱ」のほう。

///新作にして最後を飾る予定の『シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版』公開が危ぶまれている今日このごろ、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。まあ、庵野監督をめぐるまことしやかな噂のひとつだと努めて思うようにはしていますが、前回の『Q』から足掛け早4年が経過している現状を鑑みるに、けっこう洒落になってねーぞ、と。大風呂敷広げすぎて、収拾つかなくなったんではというネット上の言説がにわかに真実味を帯びてきているのが、いやーんな感じ(相田ケンスケ)。

///(2016/07/19追記)でもって、今日「燃え尽きておるよん」という庵野監督のコメントを載せたニュースがたまたま流れている。だから、言わんこっちゃない。もはや監督には灰を燃やして、気化してしまおうとも、ラストを作っていただかないと、ファンは承服できません。頑張ってください!

///『ヱヴァ』なんて全然興味ないわ(ないぜ)というひとも多いと思いますが、そんなひとにも前作『Q』と共に併映されたこの作品だけは見てもらいたい。題して『巨神兵東京に現わる』。時間にして10分弱の小品です。

///あらすじは、Wikiに簡にして要を得たものがあったので、そこからまんまパクるよ。

東京に1人で暮らしている「私」のところに、突然弟がやってきて「明日、この街は滅ぶ」と予言めいたことを言い出す。いつもはそんなことを言わない弟の言葉を冗談だと思う「私」だったが、翌日に突然異形の巨人「巨神兵」たちが東京に現れ、町を焼き尽くしていくのだった(以上あらすじ、Wikiより)。


///物語は筋があるんだかないんだかよく分からない代物。でも、意味を喪失した感じがかえって観ているひとのこころに波紋を広げる。こころを疼かせる。現代はどんなものにも意味を持たせ過ぎて、ときにでっちあげっぽいものまで横行してしまっているんだけど、昔のおとぎ話や怪談、神話を読んでみたら分かるように、案外、「意味なんか置いといて」の作品は多い。

///心理学用語の「ツァイガルニック効果」。噛み砕いて言うと、完全なものより不完全なもののほうが記憶に残りやすいよー効果。CMによってはタレントが商品の名前を言ってる途中で終わっちゃうものがあるでしょ。あれはもちろんCMの尺を間違えているわけではなく、中途半端にすることで視聴者の印象を強化する「ツァイガルニック効果」を意図しているわけ。

///前置きはほどほどにして、早速本編ご紹介。

///オープニングの空撮に続いて、いわゆる「日常」ってやつが映しだされます。

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///「私」の日常は弟の出現とともに終わりを告げる。このモノローグ、厨二っぽくていいですね~♪ 褒め言葉です。あ、弟くんの姿はありません。

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///そんな弟くんの言葉を裏付けるかのように、ネットの海を埋め尽くす機械仕掛けの予言者たち。

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///そして、世界の破滅を告げるノイズが次第に天空に満ちていく。

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///天災は忘れたころにやってくる。

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///それでもなお、愚かなるひとびとは目の前の災厄に気づけず、それを喜々として眺めるだけなのだ。

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///人類の終焉を刮目して見よ。

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///これが本当の黙示録なのか。

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///人類が焦土と化すまでに残された時間はいかほどなのか。

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///火の七日間を耐えぬいた人類は、やがてひとりの少女の時代に行き着く。

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///本作は巨神兵のデザインを宮﨑駿さん、脚本を庵野監督、監督を『シン・ゴジラ』の樋口真嗣さん、劇中テキストをミステリー作家の舞城王太郎さん、女性の声を綾波……ではなく、林原めぐみさんが担当したという、非常に豪華な一品。才能が集まるとこういうものができあがってしまうという良い見本でもあります。

///それではみなさん、良い終末を!

 

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