【創作のタネ】隣席から耳元に囁きかける幽霊-ジョー・ヒル「二十世紀の幽霊」
【創作のタネ】以下はネタバレになります。
【あらすじ】
アレックが支配人を務める映画館には若い女の幽霊が出た。最初は普通の姿をして映画に夢中になっているが、次第に、鼻血を流して、のけぞり、白目を剥く。アレックが初めて女の幽霊に出会ったのは15歳のとき。入場料を支払わず忍び込んだ席の隣りに彼女はいた。驚愕した少年アレックがホールへ飛び出すと、そこに当時の支配人がいる。彼は少年の言葉を信じ、入場料を返すと申し出るが、アレックはむしろ映画館で働かせてくれと申し出る。