2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
読んでいて、意味がわからなさすぎてワロタ!/(^o^)\で、読解モードのレベルをぐーんとあげたヨ。当分、このレベルでは書きません♪……疲れた。 『ゴドーを待ちながら』の概略 「パリ直輸入の爆笑コメディ」という謳い文句と共にアメリカで初日の幕を開いた…
彫刻刀を傾け、あなたの似姿を机に刻む。柔らかな目元はより柔らかく、高き鼻梁はより高く。カールした繊細な髪をまっすぐの刃で描くのは難しい。最後の仕上げに、わたしは人差し指の先を薄く一すじ切る。切り口から溢れ出す血を完成した肖像に流し込むと、…
中華屋の二階にある部屋から駆け降りる。階段には一段おきに猫が寝そべる。商店街のスピーカーは今日のウェザープランに変更があることを告げる。路上を往来するたくさんの民族衣装のあいだをすり抜け神社へと。ひとも通りもが満艦飾。大空には、曼荼羅を描…
最近、Amazonで電子書籍が50%オフの大盤振る舞いでした。Kindleの市場を広げようと、なかなか大胆なことをやりおります。 わたしの個人的な意見としましては、本来、紙の本と電子書籍は対立するものではありません。映画を観るときに、大画面好きは劇場に…
こんにちは、猫が好きなのに猫アレルギーという野々宮さくらたんです。 猫がそばにいると、最初はくしゃみ、そのうち発作がおきてくるので、結構シャレにならんス。でも、嫌いになれないんだよなあ。あのすべすべした頭やとんがった耳、歩くときなんかの艶め…
レイリー散乱によって赤くなった陽射しがひとけのない教室を満たす。すみが丸くカールした掲示板のプリントはまるで枯れ葉のよう。夏の火照りを秋が冷ますように、教室の体温も一日の終わりとともに拡散していく。貴方の残り香は最後にひときわ輝きを放つ。…
土でこしらえた人形に魂を吹き込む。彼は怪訝な表情を浮かべ、自分の両手を見て、指を開いたり閉じたりしている。首を巡らせわたしを見あげる。どうして自分がここにいるのかわからずに、腹を立てているようだ。わたしは声を出し、人形の運命を思って嗤った…
先日、ご紹介した『創作の極意と掟』という本。そのなかに次のような箇所がありました。 6.【表題】古今東西、名作のタイトルを安易につけてはならん。でも、「作品1」「作品2」とか現代美術みたいなタイトルをつけると、あとで自分が困るよ。 <a href="http://just-melancholy.hatenablog.com/entry/2015/05/29/103857" data-mce-href="http://just-melancholy.hatenablog.com/entry/2015/05/29/103857">【 本 】</a>…
見ていると、毎月のように新刊が出ている気がする西尾維新さん。もちろん、そんなことはありませんが、そう錯覚させるくらい速筆であることは間違いないようです。こんなまとめサイトがあるくらいですから。 <a href="http://matome.naver.jp/odai/2133475127384680801" data-mce-href="http://matome.naver.jp/odai/2133475127384680801">作家・西尾維新の速筆伝説 - NAVER まとめ</a>matome.…
長編小説は、どれだけ興味のある分野でも、ときに重く感じます。 作者が決めたひとつのテーマとじっくり向き合うわけですから、読むほうもそれなりの覚悟が求められます。言うなれば、作者と読者の一騎打ち。 無理して読んでも、読後感にそれだけの余韻が残…
買おうかどうしようか、悩んでいるブツがあります。10,000円以上もするのですが、Amazonの日本映画では5位の売れ行き。SFカテゴリーにしぼるなら堂々のランキング1位です。(平成27年6月4日現在) そのブツとは、Blu-ray版『帝都物語』。 映画の原作をお…
近所のローソンでは、千夜ちゃんだけ余りまくってました。心愛の次に千夜推しのわたしとしては釈然としないのですが、まあ、いいでしょう。欲しかったのは全部ゲット!おかげで部屋には時ならぬチョコレートの在庫が。一番安い、100円のチョコ、9袋(商品3…
哲学者なんて、身体も動かさず、頭のなかだけでうじうじものを考える、なまっちろい、よく言えばデリケート、わるく言えばナイーブなひと。 だと、思っていました。 しかし、ショウペンハウエル『読書について』を読んだとき、こういう激しいひともいるのか…
世界にある宗教は、大別すると一神教と多神教になります。 一神教は、砂漠や狩猟が行われていた地域に成立しました。生存環境が厳しく、みんなで集まって相談なんかしてた日には全滅しちゃうぜ、みたいな場所ですね。可及的速やかにジャッジをくだすには、な…
1995年に発売された、ちょっと古い本なのですが。 まんがを「線」「記号」「言葉」「コマ」の要素から徹底的に分析しています。大学の論文というか、もはや一分野の研究レベル。あまりに内容が濃すぎて、頭がクラクラしてきます。 執筆者には、竹熊健太郎さ…
表紙を見るとチャラい感じを受けますが、一応、大学の論文集。大塚英志さんの『まんがはいかにして映画になろうとしたか』。たまにこういうお堅いものも読みたくなる。 映画表現をマンガへと翻訳し続けた手塚治虫さん、石ノ森章太郎さん。その後、大勢の作家…